保護色で暮らす

地味目な社会人の日常 ー食と旅ー

年の暮れに思う

年も暮れですね。

25日までに年賀状を投函しないと来年1日には間に合わないそうだが、我が家では今日から書き始めた。中学生くらいの頃までは20枚くらい書いていた気がするが、年を取るにつれて少なくなっていき、今年は5枚になった。中高時代の友人3人と大学時代のアルバイト先のおばさん、10年間お世話になったピアノの先生の5名。年賀状の風習が廃れていくことは寂しくないわけではないが、本当に心を込めて書く年賀状なんてほんの数枚なんだから、なくてもよい習慣だとも思い始めた。一言も書かない印刷だけの年賀状に何の意味があるんでしょう。書いてあるだけマシかもしれないが、「お元気ですか」とかそれだけなら書いてないのと大差ないではないか。

そういえば去年、「年賀状書くから住所教えて」とメールを送ってきた男友達がいて、社交辞令的に私も住所を聞いて年賀状を書くことにした。それなのに、そいつからの年賀状が届かず、やっと来たと思ったら「年賀状嬉しかった、ありがとう」的な文面で私から自発的に書いたかのようにされていた。彼にはもう年賀状はやらないと今年の初めに決心したので、もちろん書いていない。

 

私の年末年始は7日間の連休である。1日有給をくっつけた。これだけの休みがあればヨーロッパでもどこでも行けるが、日本の年末年始が好きなので海外旅行の計画は立てなかった。正月は日本で過ごしたい。かといって、とくに用事があるわけでもなくダラダラするだけである。お昼まで寝て、テレビ見て、マンガ読んで、お菓子食べて、寝る、の繰り返し。年末年始は図書館とか普段通っている場所も休みに入ってしまうし、外は寒いしでとにかく家にこもりがち。昨日も今日も1歩も家から出ていない。ポテトチップスのりしお味を食べて、袋の内側についている味のよい塩がもったいないと思い、ご飯を入れてガサガサ振っておにぎりにして食べた自分は干物女そのものである。ちなみに高校時代の体操服、ちょんまげヘアーで、ルックスまで完璧。

 

隣で年賀状を書いている母は、「娘に良い人を紹介してください。」と書いている。

今年も平和な年だった。

みなさん、よいお年を。