保護色で暮らす

地味目な社会人の日常 ー食と旅ー

【リスボンひとり旅】憧れのチーズ、ケージョ・フレシュコを食べる

憧れのポルトガルチーズ、『ケージョ・フレシュコ』。

ポルトガル語で、ケージョ=チーズ、フレシュコ=フレッシュ という意味なんだそう。

つまりはフレッシュチーズです。

 

新鮮さが命であるため輸出はできません。そのため、ポルトガルでしか食べられないチーズなんだとか。

ポルトガル食堂へようこそ』を読んでから、ずっと食べてみたかったこのチーズ。

本にはこんなことが書かれていました。

 

・ふるふるしていて、ほんのり甘い

リスボンから車で1時間ほどの所にある港町、セトゥーバルの市場のものはとにかく新鮮で絶品。1時間かけてでも食べに行く価値がある。

 

なんておいしそうなチーズ…うっとり。

こうして、ケージョ・フレシュコを食べることはリスボン旅行の大きな目的の1つとなったわけです。

 

当然、セトゥーバルへ行くことも考えました。しかし、弾丸旅行で時間がない中、チーズのためだけにそこまで手間をかけることの是非を冷静に考えた結果、セトゥーバル行きは諦めることにしました。

 

セトゥーバル行きを断念した私が向かったのはスーパーマーケット。

大きなスーパーマーケットには、様々なメーカーのケージョ・フレシュコが並んでいました。

『MAGRO』と書いてあるものは脱脂肪のもので、普通のものとは異なるとの情報を事前に仕入れていたため、それのみ気を付けてパケ買いです。ポルトガル語が読めないからパケ買いするほかありません。

 

これが…これが…ケージョ・フレシュコか…!

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0.55ユーロ。

安っ!日本円にして70円くらい!それだけ市民の生活に密着した食べ物なんでしょうね~

 

大きいものも小さいものもありましたが、小は手のひらサイズ。ひとりで味見をするにはちょうど良い量です。

日本から持ってきたスプーンで食べます。(本の影響)

 

ほう…結構味がしっかりついている!

しょっぱくって甘い。なにもつけなくても大丈夫です。

「フルフルとした食感」であると本には書かれていたけど、別にフルフルはしていません。クリームのようななめらかさはなく、少しぼそぼそしています。

ミルクの甘味と香りはしっかりと感じられるチーズで、フレッシュ・チーズ好きなら絶対好きな味。

 

翌日、別のメーカーのものが試してみたくなりまたスーパーで購入。

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牛のミルクのものと、羊のミルクのもの(パッケージで判断)をそれぞれ1つずつ買いました。

牛:0.60ユーロ

羊:0.99ユーロ

 

昨日のものはチーズ自体に塩気と甘味がしっかりついていましたが、このメーカーのものは無味。ミルクの香りはありますが、無味。そして、昨日のものより固くてぼそぼそしています。まるで木綿豆腐のような食感です。

 

なるほど、同じケージョ・フレシュコでもメーカーによって味はさまざまな様子。

食べれば食べるほど、諦めたセトゥーバルの市場のものが気になりますが、それはまたいつかのお楽しみにしましょう。