保護色で暮らす

地味目な社会人の日常 ー食と旅ー

【リスボンひとり旅】シントラに来たよ!ペーナ宮殿まで歩いたよ!

リスボン近郊の街、シントラに行きます!

シントラは貴族や王族の避暑地として栄えた場所でその美しい街並みは世界遺産にも登録されています。イギリスの詩人によって「この世のエデン」とたとえられた街です。たいそうな褒め言葉ですね。

 

さて、シントラに行くためロシオ駅から列車に乗ります。

有人窓口にて切符を購入、往復で4.90ユーロ。(カード代0.50ユーロを含む)

所用時間は40分ほど。車窓からの景色が特別美しいというわけではありませんが、景色を見ながらひとり外国の列車に乗るというのは気分の良いものです。

ぼんやりしている内にシントラ到着。

シントラ駅は田舎の駅といった風情。ここから町の中心部まではバスが出ているようですが歩いていくことにします。徒歩10分ほど。緑が多い所で、歩いていて気持ちがいいです。

 

シントラにおける目的は

ペーナ宮殿!

f:id:pippi-naito:20170531213958j:plain

原色が鮮やかな不思議な形のお城です。

ペーナ宮殿は山の上にあるのでほとんどの人はバスで行くことになります。しかし、私は歩いて行きました。そして、この愚かな行為により痛い目をみました。よい子のみなさんはおとなしくバスで行きましょう。

私のような変わり者のために、シントラの街にはペーナ宮殿への道を示す矢印が書かれた看板が所々に立っています。それに従い進んでいくと、きれいに整備された小道が。

f:id:pippi-naito:20170531214351j:plain

木々や花々が茂るこの道はまるで公園のよう。途中にはきれいな無料トイレもあります。人がいないこの道をのんびり歩くのはすがすがしい気分でした。しあわせ…

ここまではよかったんです、ここまでは。問題は後半なんです。こんなに穏やかな道だったのに、後半になるにつれて傾斜がきつくなりガチ山登りの相を帯びてきました。既にお疲れ気味の足で、高い段差を登るのは大変な苦労。徒歩で来てしまったことを後悔し始めたのはこの辺り。引き返すにも引き返せないので、意地になって山道を登り続け、やっとこさペーナ宮殿をこの目に収めました!

f:id:pippi-naito:20170531214605j:plain

遠くにペーナ宮殿が見えるよ~

しかし!見えてきてからがまた長いのですよ。舗装された坂道をバスにぬかされながら歩くことさらに10分ほど。やっとペーナ宮殿の入り口に辿り着きました。あとでわかったことですが、私が歩いてきた森の小道は山登り用のルートだったみたいです。体力と時間に余裕がある人はぜひお試しください。なかなかきついですが、人も少なく山道はきれいですよ!

 

ペーナ宮殿の敷地は広い公園のようになっています。敷地内に入るチケットは7.50ユーロ。これで公園内と宮殿のバルコニーまでは入れます。宮殿内部に入れるチケットはもう少し高くなります。

f:id:pippi-naito:20170531214729j:plain

こんなオブジェもあるよ。くすくす。

 

懲りたはずなのに、帰りも歩いて帰った私。翌日、足が筋肉痛になり観光に支障が出ました。繰り返しになりますが、よい子はバスで行きましょう。